びいどろやの秋のおはなし会〈その2〉 [おはなし会]
こんにちは。
前記事からパンパンパーンと書いてくつもりだったんだけどね、
いろいろあって1ヶ月・・・・・すみませんっ。(><;)
今日は、昨秋に行った小学校でのおはなし会についてです。
退屈でなければ、どうぞお付き合い下さいませませ。
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昨年10月下旬から11月にかけ、町内の3小学校にておはなし会を
開催しました。
今回は、1・2年、3・4年、5・6年と3回に分け、2,4,5時間目という具合に
ほぼまる1日かけて実施。それを3校です。
(いや、最後の1校では1・2年と3年のみの2回開催でした)
給食までいただいてすっかり職員気取りか。(^^?)
毎回秋にやらせていただいているので、テーマも毎回『秋』っぽいものばかり。
だんだんネタが尽きてきました・・・・・(--;)
今回は『いわし?ひつじ?うろこ?』というテーマ。
低学年あたりは何のことか???だったけど、その他の学年はさすがにすぐ
分かりましたよ。
雲の図鑑を見せて少し話をし、いよいよ おはなし会の始まり始まり。
内容は1・2年向けと、3・4年&5・6年向けの2パターンを用意。
ではまず1・2年向けから。
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①人形劇『あんもちみっつ』
以前の記事でもご紹介した気がしますが、今年度の人形劇はこの出し物
をずっとやってきています。
『おじじ』と『おばば』は段ボールや布、毛糸などで出来てます。
口が動き、手もびよ~~んと伸びます。
おじじ達がしゃべったりあんもちを手で口に入れてもぐもぐしたりすると、
子供達から喜ばれます( ̄▽ ̄?)
眉毛の角度を変えると、左右を渡る黒ゴムが動いて眉間にしわが寄ったりも
します。これは、おじじとおばばがあんもちを巡ってにらめっこするお話。
上の写真は、夜中にどろぼうが現れた場面なの。(^^)
②紙芝居『うたうこおり』
他のプログラムとのバランスを考えて、このお話にしました。
ロシアの昔話です。程よく短く、痛快なお話。
こだわりと言えば・・・・・
途中歌う場面が出てくるんですよ、うたうこおりだからね。
どういうメロディーがロシアっぽいのか、お風呂でさんざん歌って研究した
のがまぁこだわりかしら??
③エプロンシアター『くまさんのパンケーキ』
前記事でご紹介したものです。
この後の保育園を狙って用意したものですが、小学校低学年でも充分
いけてました。
くまさんが、はちやうしさん達から材料をもらって作るパンケーキは、
それはそれはすごいのです!!
お話は単純なんだけど、エプロンシアターとして見るとまた違った楽しさが
あるみたい。
④大型絵本『きつねのでんわボックス』
ちょっと悲しいお話なんですけど、あえておはなし会に盛り込みました。
子供を亡くした母ぎつねが、でんわボックスに毎晩やってくる男の子に
我が子の姿を重ね、やがて生きる力を取り戻していく物語。
低学年の子供達でもちゃんと伝わったようです。後でもらった子供達からの
お手紙を読んで逆に驚いたほどです。ウルウルしてる先生もいました。
⑤ボックスシアター『あき あき あかくなれ』
これも前記事で触れましたが、保育雑誌のネタを頂戴しました。
子供達におまじないを一緒にかけてもらって、葉っぱや果物を秋の色に
染めるという趣向です。
裏でなないろロールをくるくる回すという仕掛けですが、子供達だけでなく
先生方の反響が大きかったのが意外♪
おまじないの部分は、秋らしいわらべ歌にするなど少しアレンジしました。
『♪もどろ もどろ もものはもどろ
かえろ かえろ かきのはかえろ♪』
知ってますかねぇ?私達はわらべ歌の本で初めて知った歌です。
そして最後に、
みんなで『♪あ~きのゆ~う~ひ~~に~~
て~る~や~ま~も~み~じ~~♪』と歌っておしまい。
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次は、3・4年/5・6年向け。
①人形劇『あんもちみっつ』
②アニマシオン『いる?いない?』
~絵本『ランパンパン』使用~
アニマシオンという言葉自体あまり知られていないと思うので、少し
説明しますと・・・・・
子供達を本好きにさせるための読書教育法です。
子供達と一緒に本を読み、内容についてのクイズに1人ずつ答えてもらう
というのが基本形で、その手法・狙いはいくつもあります。
ゲーム感覚なので、子供達は国語の読解とは違って楽しく取り組むことが
できます。子供達の注意深く読む力を養い、深い理解や考える力を引き出し、
やがて彼らを読書する人生に送り出すことが目的です。
そのためには継続的な取り組みが有効・・・・・なのですが、
そうは言っても年に1度のおはなし会ですからね、そこのところは置いといて、
今回はとりあえず1度やってみようということになりました。
この取り組みの為に、町の生涯学習課Y先生にご尽力いただき、県内の
図書館とNPO日本アニマシオン協会から『ランパンパン』をかき集めて
いただきました。その節は大変お世話になりましたです~(^ー^)
その、集めた本35冊を子供達に配り(2~3人で1冊を見てもらいました)、
まずは一度読みます。子供達も一緒にページをめくります。
その後本を閉じ、登場人物の“いる、いない”をみんなに答えてもらいました。
本当は黒板などに書き出して、子供達とあれやこれや言いながら進める
ようですが、時間短縮のため、あらかじめカードを作ってホワイトボードに
貼っていくという形にしました。
あきらかにうそっぽい名前もあれば、紛らわしいのも混ぜてあるので、
けっこう盛り上がりました。3・4年と5・6年では反応もそれぞれ違い、
面白いと思いました。
なにぶん初めての試みなので、それなりに勉強し、準備やリハーサルに
時間をかけましたが、子供達は単純に『絵本の読み聞かせ+クイズ』として
楽しんでくれたようです。それはそれでよかった♪
③詩『のはらうた』
工藤直子さんの詩集『のはらうた』シリーズから数編選んで朗読しました。
子供達に、気楽に詩に親しんでもらいたくて、いろんな詩人のいろんな詩から、
この『のはらうた』を選びましたよ。
(それにこのシリーズはどこの学校の図書室にもある本だったので、
「後で読んでみてね」と紹介する事が出来ました。)
素敵な詩を、私のつたないギターの音色に乗せてお送りしました。(; ̄▽ ̄A)
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数々の失敗はありましたが、私達の必死さが伝わったようで(^^;)
いただいた子供達のお手紙には、嬉しい言葉がいっぱい綴られていました。
子供達の感性は本当に1人1人違うもので、“一番面白かったもの”が
案外ばらけていました。その個性豊かな感性にそれぞれ届くよう、これからも
私達は柔軟にいろんなものを投げかけていかないとなぁと思いました。
来年もがんばるぞ(^▽^)/
次回もおはなし会の記事が続きます。ご容赦くださいねー。
お久しぶりです!前記事見逃してましたー。
なんだか、ますますパワーアップした内容になっていますね。
こんな面白そうなプログラムなら、私も見てみたいです。
子供たちの感想、うれしいですね^^
これからもどんな活動をされたのか、ぜひ教えてください♪
by まゆり (2012-03-02 12:52)
(>人<)ぱちぱちぱちぱち☆
すごい!すごいよーーーにょろキーさん!
二人でもこんな大掛かりなこと出来ちゃうんだね。
私も相変わらず学校の朝読みに通ってます(^^)
月に1回の時もあれば3~4回なんて時も;;
本選ぶのは大変だけど楽しいですよね♪
コレは受けるだろう、と選んだ本より、時間調整に選んだ
オマケのもう1冊のほうがウケたり・・子供達の反応は
予測不能でそれもまた楽しくもあります。
朝読みは15分しかないので大掛かりなことは無理ですが
前日、蝶番の絵本を読んで、その時本物の蝶番も持って行ったんです。
みんな興味津々で先生にもウケたのが嬉しかったですね~(^^)
また続きのお話楽しみにしてます♪
by のの (2012-03-02 17:50)
こんにちは♪(^^)
今ごろ秋の話するのもどうなのよねぇ・・・・・
すみませんね。でも書いたら宿題1つ片付けたみたいでスッキリしました。読んで下さりありがとうございます!!!
☆ぽんこさんへ
いつもすぐ見に来て下さりありがとうございます!
☆まゆりさんへ
ありがとうございます!
いえいえ、記事にすると良く見えるだけですからね(^▽^;)
小学校でのおはなし会は、保育園に比べると確かに大変だし力も入りますが、それだけにやりがいもあります。
頑張って次の記事も書くわ。怠け癖がついてしまったことだし・・・・・えへへ。
☆ののさんへ
ありがとうございます!
ののさん、すっかり読み聞かせにハマってますね(^ー^)語り合える仲間がいてくれて心強いです!
そうなんだよねー。子供の反応ってホント予測不能で、「え?ソコ?!」っていう裏切りがまた楽しいよね~♪
私も朝の読み聞かせはついつい15分めいっぱい詰め込んでしまったりするのですが、おまけの方がインパクト強かったってこともよくあって、それもどうなんだろ?!と毎回試行錯誤しています。蝶番の本、面白そうねぇ!実物で実感させるのはとってもいいことだと思うわ。
お互いこれからもがんばりましょ♪
by にょろキー (2012-03-03 11:53)