SSブログ

絵本とお酒はどう? [絵本であそぼう]





にょろキーブログ、模様替えをいたしました(^^)ノ

心機一転、どうぞよろしくお願いします。



ところでね、先日の夜のこと、

夫に「お風呂どうぞ」と促しながらテーブルに目をやると

水割りのなみなみと入ったグラスがどでんとありまして、

「お酒作っちゃったばかりなんだよなぁ」と。

で私が、すぐ隣にいた息子に

「じゃあ◯◯ちゃん代わりに飲んじゃえばっ?」

と軽~く言ったところ、夫は大きく息を吸い、

「子供に酒を勧める親があるか!」と拳をテーブルにドン!

「だいだいな、親に勧められた酒なんかうまいわけねぇだろ。

酒ってのは親に隠れてコソコソ飲むからうまいんだぞ。

俺なんかな・・・・・」

拳を振り振り熱弁が止まらぬ父。

それもそうだよなぁと頷く母。

絶句する息子、14歳。

子供は親を選べない。うん、そうだ・・・・・。


******************************************



たまにはお酒を片手に絵本なんてどうでしょう(^^)

今日は、子供だけでなく大人の人にもぜひお勧めしたい、

骨太な3冊をご紹介したいと思います。


雪窓

雪窓

  • 作者: 安房 直子
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 大型本



山のふもとの村で1人おでん屋を営むおやじさんとたぬきの物語。

体裁としては子供向けファンタジーなのですが、おやじさんの

胸の奥で常にうずく亡くなった娘への想いが、読み手である子供達

にも伝わるよう丁寧に描かれ、それがファンタジーならではのやや

奇抜な(?)世界を、土台として支えている感じです。

ちょっと前の映画ですが「鉄道員」ってあったよね。ああいう余韻を

残すお話です。大人の人にこそ読んでいただきたいなぁ。

チキン・サンデー

チキン・サンデー

  • 作者: パトリシア ポラッコ
  • 出版社/メーカー: アスラン書房
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 大型本



パトリシア・ポラッコさんという作家は、ご自身の体験をもとにした

絵本の著作が多く、これはその1冊と言えます。

愛情や信頼という普遍のテーマを扱う絵本は世の中山ほどありますが、

この1冊が放つメッセージの強さは、私にとって衝撃でした。

絵もまた多くのことを語っています。どうか隅々まで見て下さいね。

ぶどう酒びんのふしぎな旅

ぶどう酒びんのふしぎな旅

  • 作者: 藤城 清治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/13
  • メディア: 単行本



とても読み聞かせには使えない長さなので、私の観賞用蔵書として

本棚に鎮座しております。藤城清治さんの絵?というか切り絵?影絵?

これはどういう手法なんですかね?絵本としては3000円弱と少しお高い

ですが、芸術作品と思えば安いくらい。

もちろんストーリーもずっしりしてます。人生について考えさせられ、

お酒が進む1冊でございます。



 

暖かくなってきました。

花見もいいけど、読書しながらうとうともいいですねー。

では。


nice!(2) 
共通テーマ:

nice! 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。