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編みたい気分 [アトリエはこちら]

2週続けてのドカ雪、さすがに堪えますね。

今回こちらでは割と長い停電もあったりして、どうなることかと思いました。

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そんな大雪の翌日、わたくしちょっと用事がありましてね。

お世話になった(もう卒業はしたんですが)朗読の学校の、

その日は発表会だったのです。

せっかくだからと先生が私にも声をかけて下さいました。

ただ、前日からの雪かきで身体は痛いし、それどころじゃない状況の気も

するしで、直前まで行くのをためらっていました。

それでも、いろんな人の朗読が聞けるまたとない機会だし、昼前には晴れて

暖かくなってきたしということで、意を決して出かけることにしました。

車にはもしものために長靴を載せてね。

(夫はスコップも必要だと言う。ビビらせないでほしいね。)

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いやぁ、行ってよかったです。

自分のようなフツーの朗読から、講師やベテランさんたちの芝居がかった

スタイルまでさまざま。聞きごたえがあったし、自分を振り返るいい

きっかけになりました。

というのもね、

終わってから声をかけて下さる方がいて少し話をしたのですが、

その方は私の朗読について『割とあっさり読むのね』とおっしゃいました。

後で聞いたら、その方は視覚障がい者向けの朗読ボランティアをなさっている

ようでした。

けなすつもりでもなく、もちろん褒め言葉でもないから、率直な感想だと

思います。私も自分でうすうす自覚はありましたからね。( ̄▽ ̄;)

ただ、工夫がないと聞こえなくもない。

一応私なりの意図もあったはあったんですけどね、聞き手にそう伝わると

いうことは、私の技量がやはりその程度ということです。

ちなみに私が読んだのはこのお話。

おおきな木

おおきな木

  • 作者: シェル・シルヴァスタイン
  • 出版社/メーカー: 篠崎書林
  • 発売日: 1976/01
  • メディア: 単行本


ここで思うのだけど、

絵本の読み聞かせでは、“演じすぎない”読み方を良しとするのが主流です。

それは何より『絵本』を『子供』に読むからです。

絵本は絵の語る要素が非常に多く、子供たちは絵を見、言葉を聞き、

自分の中で未知の世界への想像を膨らませます。

だからあくまでも読み手は伝え手であり、作者の表現する世界観を損なわない

ことが重要で、つまり行き過ぎた演出は好ましくないと教わります。

それに対し朗読の世界はたいてい大人向けでしょうから、いかに豊かに表現

して読むかに力点が置かれているように思えます。

聞き手としても、演劇を見るように景色が立ち上がってくるような朗読は

とてもワクワクするし、お金を払ってでも聞きたいと思えるほどです。

きっと、読み手も聞き手も大人なら、読み手の感性に託された自由な表現を

聞く側も自分なりに解釈すればいい、ということになるのでしょう。

結局のところ、私の朗読はまだ読み聞かせの様式止まりの未熟なレベルでした。

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で、結論から言って私には“芝居風”は無理。( ̄▽ ̄;)

そういう読み方はそう簡単にできないだろうし、目指したい気もしません。

ただね、フツーはフツーなりに努力の余地がまだたくさんある、自分は本当に

まだまだだと気づかせてくれたのが、先ほどの方の言葉だったのは確かです。

本当にありがたいことです。                                             

だから参加して本当によかった。

ただ、帰りはまた凍結の始まる気温でヒヤヒヤでしたけどね。

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今日のタイトルは編み物ネタだったのに、長々とすみませんね(^^;)

いやいや、朗読に興味がなくてもあと少―し聞いてくださいな。

朗読って、きっと俳優が演じることにごく近いと思う。

素人に演技は無理でも、文章を声に出して読むくらいなら、ね。

そして朗読は、他人の人生を生き、自分の人生に向き合うことでも

あるんです。

やってみると案外おもしろい。皆さんもぜひ、いかが?

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・・・・・ということで、ここからが本題。

冬の装いといえば、どうしてもタートルネックなどで首まで覆ってしまうもの。

だから、その上につける、インパクトあるアクセサリーが欲しいなぁと

1年前くらいからずーっと考えていました。

そのまま春が来て夏が来て・・・気がつくとまた冬になっていました。

長すぎるって。早くしないとやる気がうせるよねぇ。

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だからね、ある日思い立って作りました。

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ラリエット仕立て。

久しぶりのレース編みは、目が疲れますね。(^▽^;)

お手元用メガネ大活躍。

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参考にしたのはこれ。

いちばんわかる アイリッシュクロッシェレース (朝日オリジナル)

いちばんわかる アイリッシュクロッシェレース (朝日オリジナル)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/04/16
  • メディア: 大型本


アイリッシュクロッシェレースという編み方があるのですね。

普通のモチーフ編みと比べると、立体的で輪郭がくっきりしてる感じです。

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これには使っていませんが、芯糸を編みくるんで重厚な感じにしたり、

重ね付けした花びらや葉っぱ、実など、全体にテンコ盛り感あふれる

モチーフを、繊細なネット編みにあしらうコントラストの妙が

アイリッシュクロッシェの魅力。

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                                                     ・・・・・なぜだろう、親近感を感じる。

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1つ作ったら、創作意欲がモリモリ湧いてきました。そこでもう1つ。

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編地は同じ本を参考に、スヌードに仕立てました。

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こちらは綿麻の毛糸、4号針使用。 

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案外ハデめだよね。

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ではまた♪ 


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